籠の鳥 空の鳥

籠の鳥 空の鳥

作詞:腕トラ
作曲:腕トラ
編曲:りきこ
歌  :大黒美和子



永遠なんて 見えなくなっている
約束なんて きりなくしてきてる
誰と誰が 繋がっていられるか
知ってから 出逢いたいくらいの気持ち

片隅に置かれてる 銀の籠
月灯り受け そっと鈍く光る
悪戯に照らされて 目を覚まし
自分を抱きしめる 籠の鳥

あなたがいれば それでいいよ
側にいられれば それでいいよ
何ひとつ自信なんて持てない この思いを
羽の下 そっと隠して

たまに見てくれれば 嬉しいから
それでもいられれば 嬉しいから
さよならされるなら 今の寂しさ選ぶ
届かない歌 口ずさんで


遠くに切り抜かれた 青い空
陽の光受け そっと淡く薫る
鮮やかに照らされて 羽広げ
明日を抱きしめる 空の鳥

気付いてたよ 憧れてたのは
羽ばたく力を 持てる自分
自信という 見えない便利な言葉翳し
立ち止まり 見つめていたの

気付いてたよ 寂しかったのは
籠にいるだけの こんな自分
この思い超える程までに 夢見たくて
觜でそっと 籠開けた


飛んでみる 飛んでみる
まだまだ 飛べる
飛んでみる 飛んでみる
見知らぬ日々へ

飛んでみる 飛んでみる
取り返せない 日々ごと乗せて
飛んでみるよ

青空が とても悲しかった
木漏れ日が とても悲しかった
果てしない自由のその果てに うずくまった
そしてまた 自分を抱いた

ただひとつの 絆だったのに
觜で夢つついた 自分
それでも籠から見る景色 想い馳せた
自分が飛び回る 未来を

あの籠の鳥は 飛んでいるよ
この空の下で 自分抱いて
憧れた自分を追いかけて どこまでも
この声が 届くように

あの籠の鳥は 歌っているよ
この空の下で 自分抱いて
終わり行く今日を前にして いつまでも
あの籠を開けた 觜で

SCHEDULE

2024.12.04 Wednesday